有痛性外脛骨
道路の路肩で過って、段差に足をとられて挫き、
2ヶ月3ヶ月と時間が経過しても足首の前内下方
の痛みが一向に取れない。
それは有痛性外脛骨かもしれません。
有痛性外脛骨とは、足の舟状骨という骨の内側に存在する副骨
(余分な骨)である外脛骨が、何らかの原因で炎症を起こし、
足の内くるぶし前下方に痛みを生じる疾患です。
『捻挫をするまで、全く気が付かなかった。』
という事が多いようです。
発症の要因としては、反復し繰り返される局所の負荷刺激、
捻挫などの外傷、扁平足、後脛骨筋腱の機能不全、
靴が合っていないなどが挙げられます。
足の前内下側のくるぶし付近の痛みや、
運動時や運動後の痛みが有る。
または、隆起した所に腫れや熱感が有るなどの症状を認めます。
一見して、皮下の感染症や、腫瘍でも出来たのではないか
と心配になりますね。
不安になったら、医療機関にかかりましょう。
保存的療法が基本的な治療方針となります。
日常生活において痛みが出ない事。
これが重要です。
痛みの出ない生活を送ることによって自然に治るという事は、
この疾患に関わらず、往々にして有りますよネ。
安静、アイシング、テーピング、インソール作成・処方など。
他に運動療法や筋力トレーニング、歩行指導、動作フォーム改善指導など。
保存的療法が無効な場合には、観血的手術療法適用となりますが、
手術になる事は殆ど有りません。
以上、有痛性外脛骨について少しお話ししましたが、気になる方は当院まで。
三入接骨院 院長 仲本 剛二